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リブリーザーダイビングの可能性(その1)

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昨年から本格的に3DAでリブリーザー講習やリブリーザーダイバーの受け入れを始めています。ダイビング雑誌でも取り上げられているので目にしているダイバーの方も増えてきていると思いますが、正直今一つリブリーザーダイビングが何なのか?どこがオープンサーキット(通常のよく使うスクーバシステム)と違うのか?リブリーザーを使う理由は何なのかが伝わりきっていないのでは感じることが多いので、今日はまずリブリーザーダイビングと通常のオープンサーキットダイビングとの違いをいくつか紹介しましょう。

まず、リブリーザーとオープンサーキットと言葉を並べるのはあまり的確ではなく、正確にいうとクローズドサーキットとオープンサーキットでのダイビングの違いというべき。ダイバーが呼吸をするときに、排気を外に捨てるのがオープンサーキット、排気を循環させて再利用するのがクローズドサーキット。排気を捨てない分、水中に持って入るガスの絶対量がはるかに少なくて済むわけです。

そのため3DAが使用しているリブリーザーユニット(ポセイドン製SE7ENは3リットルのシリンダーを2本(純酸素と空気)使っていますが、通常のオープンサーキットでのダイビングだと80cf(11リットル相当)のシリンダーを使うことが多く、これを1本ずつ潜るたびに交換するわけです。クローズドサーキットの場合、経験を積むと3リットルのシリンダーを2本使ってセットアップすると、シリンダーの交換なしに1日余裕をもって何ダイブか潜れるようになります。

リブリーザーは、ユニット内でその2本のシリンダーのガスをミックスすることにより、各深度において設定した酸素分圧になるようにエンリッチドエアーをダイバーに供給することができます。そのため、オープンサーキットでの空気やエンリッチドエアー以上に無減圧での潜水可能な時間が飛躍的に伸び、比較的浅い深度(15m前後)では、実質無制限(もちろんガス供給量やその他の要素によって永遠ではありませんが)でダイビングができる利点があります。

グアムで潜るポイントもオープンサーキットとクローズドサーキットでは全く違う世界が広がります。潜水時間・コース取りがまず変わります。また、排気を外に出さないため泡がほとんど出ず水中生物が逃げません。たとえばグアムでよく出会うウミガメ、通常だといくら慣れている個体でもダイバーが寄ってくるとゆっくり逃げようとするものです。ところがリブリーザーの場合、こちらがじっとしていると、向こうから見に来るようになります。ウミガメにしてみれば、なんかいるけど泡が出ていないので見たことのない生物がそこにいるぐらいの認識なのではないでしょうか。ハゼなども近づける距離が全く違ってきます。

排気を循環させて発生した二酸化炭素を吸着させたうえで酸素を加え再利用するわけですが、そのときに発生する熱によって呼吸するガスは暖かく湿っています。これにより、体温が奪われる度合いもオープンサーキットとは明らかに違うのをはっきりとに感じることができます。

オープンサーキットと比べいいことづくめのようなクローズドサーキットですが勿論短所もあります。ユニットが通常のスクーバユニットに比べ複雑であるため、準備やメンテナンスにかなりの時間を使います。また、水中での故障などのトラブルに対処できるスキルが絶対に必要になり、オープンサーキットダイバーに比べ絶対的に高いレベルでの自立したダイバーレベルが要求されます。また、リブリーザーダイバーのCカードは各ユニットごとに発行されるため、どのユニットを選択してコースを受けるかによって使用できるユニットが決まります。

これからチャンスがあればリブリーザーダイビングに挑戦したい方は、是非ご連絡ください。体験プログラムから認定コース、さらにはリブリーザーダイバー受け入れを随時行っています。

3DAのリブリーザーコースはこちらからご覧ください。

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Ueda Manabu

Manabu Ueda

PADIコースディレクター3DA PACIFIC/OCEANIA/JAPAN
PADIコースディレクター。1988年にフィリピンでインストラクター資格取得。大阪での活動後、1991年からオーストラリアに移住。2010年にグアムへ渡り、現在グアムで3DAパシフィック、ケアンズで3DAオセアニアを運営。ポセイドンTecCCRダイバーでもあり、リクリエーショナルダイビング・テクニカルダイビング・リブリーザーダイビングでグアム・オーストラリアを中心に様々なダイビングポイントの可能性を追求中。

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