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無理なくノーストップダイビングの潜水可能な時間を延ばすには

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ポセイドンリブリーザープライマリーディスプレイ

限られた時間の中で、できるだけ長く水中に居たいと思うのはダイバーとしてはごく自然なこと。通常、潜水可能な時間は深度・時間によって体内に蓄積する窒素の量を計算することによって決まります。リクリエーショナルダイバーとしては、常にダイビング中、水面まで直浮上できる状態でいなければならないため、減圧停止などが必要となるような減圧潜水や、直浮上できないようなレックペネトレーション、ケーブダイビングなどは別途専門の知識とスキルや機材が必要になってくるわけです。

リクリエーショナルダイビングの範囲で、それでもできるだけ長く安全にダイビングをしたいというダイバーにお勧めなのは、次の二つ。

PADIエンリッチドエアーダイバーコース
PADIエンリッチドエアーダイバーコース エンリッチド・エアは、減圧の許容範囲を広げることのできる最新技術です。エンリッチド・エアで、エンリッチド・エア用のダイビング・コンピュー
PADIリブリーザーダイバーコース
PADIリブリーザーダイバープログラム 3DAパシフィックはミクロネシア地区で唯一のポセイドンリブリーザーセンターです。PADIリブリーザーダイバーコースをはじめ、ポセイドンMK

今回は、なぜこれらのトレーニングが安全に潜水可能な時間を延ばせるのかを説明したいと思います。

簡単に言えば、窒素の吸収量がノーストップダイビングの限界を時間的に決めているのであれば、ダイバーが呼吸をするガス中の窒素を減らせばいいのです。

グアムでエンリッチドエアーダイビング

グアムでのエンリッチドエアーシリンダーの入手は簡単です。

呼吸するガスの窒素を減らすことによって、実際にどのようなことが起きているかというとEAD(空気換算深度)というものを比較すると顕著に表れます。

EADの計算式: EAD = (深度 + 10) × 窒素分率 / 0.79 − 10

例)空気・EAN36・CCR(O2セットポイント1.2)でそれぞれ20mにダイビングをしているとすると、すべてのダイバーが空気を吸っている場合どの深度に相当するかを比較してみます。

  • 空気=20m
  • EAN36=(20+10) × 0.64 / 0.79 – 10=14.3m
  • CCR(O2セットポイント1.2、20mにおいてはEAN40を呼吸しているに相当)=(20+10) × 0.60 / 0.79 – 10=12.8m

となるわけです。当然、同じ深度にこの3人のダイバーが潜っている場合ノーストップリミットは空気よりも断然、EANxやCCRダイバーのほうが長くなるわけです。それでは15mとなるとどうでしょう・・・。

  • 空気=15m
  • EAN36=(15+10) × 0.64 / 0.79 – 10=10.3m
  • CCR(O2セットポイント1.2、15mにおいてはEAN48を呼吸しているに相当)=(15+10) × 0.52 / 0.79 – 10=6.5m

となります。CCRに至っては、空気を吸っているオープンサーキットのダイバーが安全停止に入る深度とほぼ同じ深度でダイビングをしているような計算となるわけです。

ポセイドンリブリーザープライマリーディスプレイ

ポセイドンリブリーザープライマリーディスプレイ

このリブリーザーの写真の表示を見ると、30mへの潜降後、15.5mで潜水時間が60分に達していますが、ノーストップリミットが199分となりほぼ無制限と言っていい時間をその深度で滞在することを許可しています。

ただし、EANxやCCRが全ていいということではありません。高濃度の酸素を含むガスを呼吸することによって、酸素濃度による最大深度(MOD)や酸素露出時間(OTU)などを考慮する必要が出てきます。

MODの計算式: MOD (m) = 10 m x [(1.4 / 酸素分率) – 1]

ここでは、リクリエーショナルダイビングでのMODということで見てみると(最大酸素分圧を1.4気圧として)、

  • 空気=40m(酸素濃度ではなく、リクリエーショナルダイビングとしての最大深度)
  • EAN36=10 m x [(1.4 / 0.36) – 1]=28.9m
  • CCRの場合、セットポイントが1.2気圧のため、通常のEANxでの1.4気圧を40mまでの範囲で超えることはないためオフボードシリンダー内のガスのMODによって決まります。

このように、EANxではシリンダー内のミックスによっては40mよりも浅い深度が最大深度となることがあります。

OTUは、リクリエーショナルダイビングの範囲であまり問題になることが多くないためここでは説明しませんが、CCRなどで長期間、毎日長時間のダイビングをするとなると、考慮する必要が出てきます。

グアムでダイビングをするときに空気を使用していると自分のダイブコンピューターが結構厳しいなと感じることが多いダイバーは、是非エンリッチドエアーのトレーニングを受けて潜れる幅を広げてみてはどうでしょうか?また、その先のCCRへ進むと一気にその潜水可能な時間が延び、オープンサーキットでのダイビングとは全く違うグアムの海を楽しめるようになります。

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Ueda Manabu

Manabu Ueda

PADIコースディレクター3DA PACIFIC/OCEANIA/JAPAN
PADIコースディレクター。1988年にフィリピンでインストラクター資格取得。大阪での活動後、1991年からオーストラリアに移住。2010年にグアムへ渡り、現在グアムで3DAパシフィック、ケアンズで3DAオセアニアを運営。ポセイドンTecCCRダイバーでもあり、リクリエーショナルダイビング・テクニカルダイビング・リブリーザーダイビングでグアム・オーストラリアを中心に様々なダイビングポイントの可能性を追求中。

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