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ダイビングスキルのコツ(2) ‐適正ウエイト

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この投稿は次のシリーズに含まれています。 ダイビングスキルのコツ

さて前回に続き第2弾は適正ウエイトについて。こんなスキルあったっけ?と記憶に残っていない方もいるかもしれませんが、ものすごく重要なスキルというかコンセプトというか、ダイバーとしてこの適正ウエイトを知らずして潜り続けることは、ダイビングの楽しみや安全性をかなりの部分で削っていることになります。

グアムで最も有名なダイブスポット「ブルーホール」。初めてグアムにくるダイバーの多くがここに潜りたいとリクエストします。ただ、ホールの入り口が水深18mで穴を潜り抜けるためには少なくとも36m以上潜らなければいけない、かなりのディープダイビングポイントです。厄介なのはホールの水底が70m以上の深さがあり、ここに潜るダイバー全てに相当な中性浮力スキルが要求されるのを多くのダイバーが知らないということ。

中性浮力というと思い浮かぶスキルは

  • フィンピボット(今は単に中性浮力という名前で呼ばれることも多くなっていますが)
  • ホバーリング

なのでは?

この中性浮力、マスターする上で一番最初に絶対条件はダイバーとして自分の適正ウエイトを知るということ。ウエイトの量を決めるために必要な条件は

  1. 保護スーツの種類(素材・厚みなど)
  2. シリンダーの種類
    1. アルミかスチール
    2. ただし、同じ素材でもシリンダーによってそれぞれ浮力が違う

の2つ。勿論、カメラなどを含む様々なアクセサリーもウエイトの量に影響しますがここでは省略しておきます。ということは、このうち1つでも変わるとウエイト量を調整しなければいけないということ。アルミシリンダーで言うとLUXFER製とCATALINA製では少なくとも2ポンド(約0.9キロ)変えないといけないわけです。グアムのダイビングサービスではこの2種類が混ざっていることが多いので、ダイバー各自が確認しなければいけない場合もあります。たった1キロの違いがダイビング中の中性浮力の取りやすさ・ガス消費量・疲労度などに大きく影響するのです。

それではその適正ウエイトを見つけるコツをいくつか;

  1. よく言われるのが「BCDの空気を完全に抜いて、普通の呼吸をすると目のラインで水面にとどまる」という見つけ方。現実にはこれはちょっと経験からすると違うかも・・・と思っています。
  2. お勧めは、BCDの空気を完全に抜いて息を大きく吸った時に目からおでこぐらいのラインで水面に浮いているぐらいがちょうどかなと。そうすると、息を大きく吐くとゆっくりと潜降することが可能なはずです。
  3. BCDの空気がまだ残っているのに沈み始めるのは、完全にオーバーウエイト!ブルーホールのようなディープでかつ、水底がないような場所でのダイビングでは完全NGです。
  4. ダイビング中に、薄いウエットスーツを着ているにもかかわらずBCDにかなりの空気を入れなければ中性浮力が取れないということはオーバーウエイト。続くダイビングでは必ずウエイトを調整しましょう。

あと、よくダイバーが「ダイビングの最後に、ポーンと水面に上がってしまうからウエイトを足したい」と言ってくることがあります。実は、これほとんどの場合、対処法としては全く逆でウエイトを減らさないといけないのです。理由は、

  1. オーバーウエイトのためBCDの中に多くの空気が入っている。
  2. そのため、ダイビングの終了時に浅場に移動してくるとBCD内の空気の膨張が大きくなり浮力がかなり増加する。
  3. 早めにその空気を抜かない限り、増加した浮力によってダイバーが水面に引き上げられてしまう。

厚めのスーツを着ているダイバーは、水圧で減ってしまうスーツの浮力分はどうしてもBCDに空気を入れて浮力調整をしなければいけません。この空気の量を最小限にするのが適正ウエイトです。驚くほど中性浮力が取りやすくなり、ガスの消費量も変わるので、是非自分自身の適正浮力を見つけましょう。

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Ueda Manabu

Manabu Ueda

PADIコースディレクター3DA PACIFIC/OCEANIA/JAPAN
PADIコースディレクター。1988年にフィリピンでインストラクター資格取得。大阪での活動後、1991年からオーストラリアに移住。2010年にグアムへ渡り、現在グアムで3DAパシフィック、ケアンズで3DAオセアニアを運営。ポセイドンTecCCRダイバーでもあり、リクリエーショナルダイビング・テクニカルダイビング・リブリーザーダイビングでグアム・オーストラリアを中心に様々なダイビングポイントの可能性を追求中。

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